2018年9月10日月曜日

パタゴニア 「アセンジョニスト」 レビュー Patagonia Ascensionist 30L


パタゴニアの人気軽量ザック

「アセンジョニスト 30L」を購入しましたので、

詳しくレビューしたいと思います。




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優れたクライミングウェアを出しているパタゴニアですが、


登山用ザック(リュック)は、あまり人気がありませんでした。


そんな中、2013年に発売された「アセンジョニスト」は年々進化を遂げ、


今ではクライマーから大注目のザックとなっています。




最新モデルは30Lと40Lの2サイズ。


今回僕が買ったのは30Lタイプで、重量はなんと670gしかありません。


ちなみに、僕が今までメインで使っていたMILLETのEIGER 30というザックは、





同じく30Lで1490gと2倍以上の重さがあります。


軽いだけがザックの良し悪しではないですし、


他メーカーからも軽量なザックはいくつか出ているのですが、


特にこのザックは、軽さと機能と拡張性のバランスが素晴らしいのです。




まずは中から・・・


一気室の単純なつくりで、上部に小さなファスナー付きのポケットがついています。




財布や車の鍵などを入れておけます。


軽量ザックですが、背面にはパットが入っていますので、


雑に詰め込んでも背中がボコボコしにくいです。





中にアクセスできるのは、上部からの一箇所のみですが、


非常に簡単且つすばやく開閉できます。




オレンジの紐を引っぱるとシューッと閉まっていき、


雨蓋も前に倒れてきます。そして、ロックが自動的にかかります。


青い紐を引っ張るとロックが解除されて、


雨蓋を開くと袋の口まで自動的にスーッと開きます。


これは凄く画期的なデザインで、凄く楽ちんです。




最後にフックを軽くかけるだけ。


開けるのも閉めるのも、あっという間です。




このフックは取り外し可能で、




上に付け替えて使うこともできます。




雨蓋の内側にはフックをかけるところが付いていて、




このようにヘルメットや衣類などを蓋代わりにすれば、




35Lぐらいは詰め込むことも可能です。




ロープを携行するときは、こんな感じで下から雨蓋の内側にフックで留めます。




ロープを抑えると共に、ザックの口も閉じているので、


外側のフックはなくても大丈夫。




もし気になるようだったら、カラビナでロープを留めて、




普通に雨蓋をするのもOK。




雨蓋は小物を入れておけるポケットになっていて、


何故かダブルファスナーです。


これはシングルで良い気もしますが・・・・(^_^;)




下部にはピッケルホルダーが付いています。






ピッケルの穴に通して、上をマジックテープで固定するだけ。


左右にあるのでダブルアックスの携行も可能。




マジックテープは、トレッキングポールを固定するのにも使います。


簡単に取外し可能なので、街使いの人は外してしまえば良いでしょう。


トレッキングポールやピッケルに合わせて、マジックテープの位置を上下させる


こともできるし、ここにゴム紐やカラビナをとおして、


持ち物を挟めるようにもできます。






他社の軽量ザックは底の部分がペラペラのものが殆どですが、


このザックの底はきちんと補強されていて、


立体構造になっているので地面に置いてもひっくり返りづらくなっています。







側面にドリンクホルダーやポケットはありません。


基本的にクライミング用なので、


軽量化と横に広げて木々や岩に引っかかるリスクを無くすためです。


だけど、脱いだ服をちょっとかけておきたいときなどありますよね。


そんなときは、スリングとカラビナでこんな感じで自作できるように


紐やカラビナをかけるフックがちゃんと付いています。




あるものを利用して、少しでも軽く・・・


アルパイン精神ですね〜




とはいっても、


飲み物ぐらい取り出しやすい位置に置いておきたい・・・


ハイドレーションも持ってるんですが、残量がイマイチわからないし、


使った後の手入れがめんどくさいので、最近は全く使っていません。


オススメはコレ!




マムートのドリンクホルダー!


どんなザックの形状でも取り付けられて、


ペットボトルからナルゲンボトルetc... ほとんどの太さのボルトに調節可能。


デップさんに教えてもらって買ってみたんですが、ホントめっちゃ便利です(^^)






チェストはもちろん高さの調節が可能。


カラビナなんかも掛けれるので、


僕はタオルを掛けています。




この三角錐のケースの中に速乾性のタオルが入っています。


これも超便利。


すぐ乾くので、テントの結露を拭いたりするのにも重宝します。





ウエストハーネスは潔く紐のみ(^^)


クライミングハーネスを付けると、太いウエストハーネスは干渉するので


左右に振られないように固定する最低限のものしか付いていません。




30Lぐらいでしたら、腰で支える必要があるほどの重さにはならないので、


これで十分です。


40Lのタイプには、もう少ししっかりしたウエストハーネスが付いています。


どちらも取り外し可能なんで、街使いでしたら外してしまったほうが良いでしょう(^^)





後ろから見たらこんな感じ。


特にカッコいいザックだとは正直思いません。




だけど、軽量化を追求しながらも大事なポイントはしっかり抑えていて、


シンプルさと拡張性を見事に融合させています。




最後に生地について・・・


生地は210デニールのナイロンで凄く丈夫です。


前回紹介したテントのフロアが20デニールですから、


その10倍以上の強度です。


上にも書きましたが、底はもっと分厚く補強されています。




生地の内側はポリウレタン加工がされていて、生地自体は完全防水ですが、


縫い目のシーム加工はされていないので


ザックとしては完全防水ではありません。


しかし、雨程度でしたらまず内部までは浸透しません。




先月末に購入して、雨の日にジムに通うのに使っていましたが、


雨の中、背負って自転車で往復しても一ミリも中は濡れていませんでした。


沢登りで使っている人も多いそうなので、


クライミングやハイキング程度でしたら、レインカバーは不要だと思います。





昨日の午前、さっそく山での入魂に金剛山へ向かったのですが、


道中で土砂降りに・・・


敢えなくUターンとなりました(*_*)


背負い心地などは、また追々と・・・


ではぁ〜





Patagonia Ascensionist 30L 

https://www.patagonia.jp/ascensionist-30l/47997.html





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