新しく前爪アイゼンの「バサック」を購入しました。
ワンタッチ式なので、脱着が非常に早く、
全くズレずにピッタリ装着できます。
関連記事:
グリベル G10 ワイド (GRIVEL G10 WIDE) レビュー
マムート Nordwand High GTX 登山靴 レビュー
去年までは、グリベルの「G10ワイド」という10本爪の
前爪アイゼンを使用していたのですが、
今回、ペツルの「バサック」というアイゼンを追加購入しました。
ペツル社の製品は少し高いイメージがありますが、
その分、信頼性が高くクライミング用品でも非常に人気があります。
化粧箱もちゃんとしたもので、僕のイメージではアップル社のような感じです。
バサックは二種類あって、
今回、僕が購入したLLUというタイプは、
合わす靴の踵にコバという出っ張りがないと装着できないタイプです。
この踵のコバと呼ばれる出っ張りにパチンとワンタッチ式の留め具がハマります。
前側の留め具は2種類セットになっていて、
このように、合わす靴の前側にもコバがある場合は、
前側の留め具を付け替えて対応できますし、
コバが後ろしかない靴は、そのまま使用できます。
僕の冬靴は、前側にもコバがついているので、
バサックの前側の留め具を写真右の針金のような部品に交換します。
取り付ける穴(赤丸の部分)は2箇所あって、靴によって替えてみて
きっちり合うほうに留め具を装着します。
アイゼンの真ん中の長さを靴の長さに合わせると完成。
マムートのNordwand High GTXにピッタリ装着できました。
踵の留め具でスキーのようにパチンと固定されているので、
足首の部分に巻いている紐は、アイゼンの固定には関係ありません。
万が一はずれたときの為のリーシュコード(流れ止め)です。
もう一種類のバサックは、前後共にコバのない靴に合わせることができるタイプで、
ワンタッチ式ではありませんが、コバのある靴にも合わせることができるので、
汎用性は高いです。
↑こちらが前後共にコバのない靴にも対応しているタイプ
僕が去年まで使っていたグリベルのG10ワイドと比べてみます。
G10ワイドは10本爪なので、バサックの方が真ん中に2本多く爪が付いています。
後ろ側の爪の大きさも少しだけバサックのほうが長いですが、
前爪の2本はバサックのほうが、かなり長いです。
同じ靴に付けてみると一目瞭然。
右がバサックですが、かなり前に出てますね・・・
これには一長一短あって、
前爪が長いほうが、つま先に乗って登る場合は有利なのですが、
普通の歩行では、ズボンの裾にひっかけてしまって転倒したり、
ズボンが破れてしまったりしやすくなります。
僕が去年まで使ってたこのグリベルのG10ワイドは、
雪山の縦走登山をメインで想定しているので、
前爪をワザと短くしているモデルになります。
確かに、足元に気を使わずに普通に歩いても
ズボンにひっかけることは殆どなかったですし、
非常に使いやすいアイゼンでした。
また、前後共にコバのない夏靴やスノーボードなどの
大型ブーツにも対応しているので、
※夏靴にグリベルG10ワイド装着
非常に汎用性の高いアイゼンでした。
G10ワイドについてはこちら↓
グリベル G10 ワイド (GRIVEL G10 WIDE) レビュー
これでシェイクスピア氷柱群や厳冬期の山上ヶ岳も
全く不自由なく、滑り知らずで登ってきたので、
気に入ってますし、まぁこれはこれで並行して使っていこうと思っています。
年末の大寒波で、かなり積雪量も増えているとのことなので、
年明けの登山で早速使用して、どんな感じか追記したいと思います。
ではぁ・・・良いお年を。。。
↑今回紹介したバサックのワンタッチ式タイプ
関連記事:
0 件のコメント:
コメントを投稿