去年に引き続き、
今年も関馬鹿山岳部の「デップさん」と2人で
厳冬期の金剛山「妙見谷ルート」へ行ってきました。
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御存知の通り、今年は幾度となく大寒波が押し寄せ、
非常に気温の低い日が続いています。
ということは、去年よりも雪の量も多く、
深いラッセルを強いられると思っていたのですが・・・・
本道登山口の駐車場から、車道を歩いて20分ほどで
妙見谷ルートの登り口に到着します。
あれ???
ほとんど雪がありません(^_^;)
去年は、序盤からアイゼンを着けて上りだしたのですが・・・
少し拍子抜けでした(*_*)
妙見谷ルートの詳しい遡行図は、ネットで検索すればすぐに出てくるので
そちらを参考にして下さい。
こちらでは、写真と動画でざっくりとした雰囲気をお伝えしていきます。
登山口から沢沿いの道をしばらく進むと、
砂防堰堤があらわれます。
5つ目の最後の堰堤を越えると、
ハシゴが出てきます。
うーん・・・
落ちたらタダじゃすみませんね(≧ω≦。)プププ
今年も沢に沿って上っていきます。
要するに、冬の沢登りですね。
このルートは、山頂までに大小合わせて18箇所の滝を越えていきます。
水量の少ないところは、凍っていますが、
まだアイゼンが必要なほどでもないので、
僕らは登山靴でガシガシ上っていきました。
アイゼンを付ける前は、このようにフィックスロープを使用して
滝を高巻き。
残置ロープの強度を信じるか信じないかはアタナ次第です(≧ω≦。)プププ
30分ほどで、落差10mの「妙見の滝」に到着。
倒木が増えていて、付近が去年より荒れている気がします(^_^;)
ここから先は、しばらく沢が狭くなっているので、
凍っているところに乗るか(=滑る)、
足首ぐらいまで水に浸かるかの二択を迫られる箇所が
何ヶ所かありました(^_^;)
滑ると大怪我するので、足首まで浸かるしか無いのですが、
靴が完全防水でないと序盤にして悲惨なことになるので
注意が必要です(^_^;)
浸水の不安がある場合は、アイゼンを装着して氷の上を歩くと良いでしょう(^^)
去年より雪がないので楽かと思っていたら、
氷が滑るので、緊張感が半端ないです(*_*)
雪が少し増えてきたところでアイゼンを付けることに。
ここからは、ロッククライミング。
トップはもちろんデップ隊長。
写真では雰囲気が伝わらないと思うので、
興味のある方は、こちらの動画をご覧ください↓
こうして、幾つかの滝を高巻きせずに直登していきましたが、
まだまだ先は見えません。
次第に倒木が増え、斜度もきつくなり、
沢水は、ほとんど凍ってしまいました。
まさに天然のアスレチックです(*^^*)
滝はカチンコチンに凍っているので、
手はほとんど使えず、ここから先はアイスアックスが欲しかったです(^_^;)
標高900m付近から、倒木が無くなり沢も消え、
少し開けたガレ場にでます。
途中から二股になるので、左側を進むのが山頂までの最短ルートですが、
ここの斜度はかなりキツイです。
雪の下は、砂と砂利なのでアイゼンを蹴り込んでも
ズルズルと滑ります(*_*)
写真ではイマイチ伝わらないと思うのですが、
滑落すると、絶対に止まらない斜度ですので、
多分、あの世行きです(≧ω≦。)プププ
掴めるような岩も雪で見えないし、
両足ともにアイゼンの前爪だけで耐えてる状態なので、
ピッケルを叩き込んで利く場所を探し、必至でよじ上ります(*_*)
このガレ場を上り詰めるとクマザサの藪があらわれ、
雪まみれになりながら、そこを抜けると・・・
標高は1000mを超え「本道」の脇道に出ます(*^^*)
ここまでくれば、あとは緩斜面と階段だけ。
山頂は、今まで見たことがないレベルの大賑わい。
人でごった返してました(≧ω≦。)プププ
気温は氷点下5度。
駐車場から4時間弱。
登山口から約3時間半で、今年も無事に「厳冬期 妙見谷ルート登頂」。
鬼隊長のおかげです(;_;)
苦労した分、景色も心なしか
いつもより綺麗に感じます(≧ω≦。)プププ
そして、おもむろに愛妻弁当を広げ美味しそうに食べだす隊長(*_*)ズルイ
僕は横でシャリシャリに凍った「いちご大福」を食べましたよ。ははは。
見かねたデップさんが、僕にホットカフェオレを入れてくれました。
これがめっちゃめちゃ美味い!
冷えて疲れた体に、温かく甘い飲み物は最高のご褒美です(*´ェ`*)
帰りは「本道」を一直線にノンストップで駆け下りて、
約50分で駐車場に到着。
今年もドキドキハラハラの妙見谷ルート楽しかったです(*´ェ`*)
直近の気象状況にもよりますが、
このルートはヘルメット、冬靴、前爪アイゼン、ピッケル、ストック、
防水の手袋等は携行したほうが良いです。
あと、単独行もできるだけ避けたほうが良いかも・・・
これだけ山頂が賑わっている日曜日の午前中でも、
今回すれ違ったのは、ペアの一組だけでした。
平日だと、おそらく数日間だれも通らないこともあると思います。
谷間で、携帯の電波も届きにくいので怪我でもして
歩行困難になると大事故になりかねません・・・
今年は数十年に一度の「寒冬」だそうで、
六甲山の氷瀑は、管理されてる方でも見たことがないレベルの大きさだとか・・・
今週末の「シェイクスピア氷柱群」への山行も期待で胸が膨らみます(*´ェ`*)
デップさんお疲れ様でした。
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