最近、書くネタが無いので、
昨年、北海道の網走へ行ったときに立ち寄った
「網走(あばしり)郷土博物館」について書きたいと思います。
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網走市立 郷土博物館
この「網走(あばしり)郷土博物館」は、
たまたまホテルの観光案内で見つけて、予期せず行ったんですが、
展示物は全て本物の剥製で、
凄い魅力的な博物館だったんです。
場所は、北海道の北東にある網走市。
オホーツク海に面する日本でも有数の自然豊かな場所です。
建物は、昭和11年に建てられた木造二階建ての洋館で、
現存する北海道で一番古い博物館です。
北海道を代表する建築家「田上義也」氏が設計されたそうです。
↑博物館の歴史や建築家について、掲示板に詳しく書かれていました。
(※以下、全ての写真はクリックすると、より高画質で見ることができます。)
右後ろにチラッと写っているのは、昭和天皇がご巡幸されたときの記念碑です。
館内は綺麗に漆喰が塗らていて、踊り場にはステンドグラスが入っていました。
変わった内装で、この建物だけでも見る価値があると思いますが、
それより何より、展示物が凄いのです^^;
まずは、入口で「どどーーん」っと、
ヒグマの剥製がお出迎えしてくれます( ゚Д゚)
剥製だから、モチロン生きていた本物なんですが、
この躍動感あふれるポーズ・・・
今にも動きだしそうな、すごい迫力です^^;
となりには、「エゾジカ」の剥製や、
おなじみの「キタキツネ」の剥製が展示されていました。
ここの展示物は、全て地元に生息する本物の動物の剥製で、
故米村善男衛氏が個人で集めたコレクションを元に展示されています。
お次は、海の生き物たち・・・
このめちゃくちゃデカイのはキングサーモンです( ゚Д゚)デケー
上にいるのは、ボラと思ったらメナダ・・・・
エゾメバルなんていうのもいるんですね~
クリックして拡大すると「魚の名前」が読めると思います。
北海道にもシイラがいるんですね^^;
大きなカレイは有名なオヒョウですね。
大きなニジマスやサクラマス
アザラシもいろんな種類がいます。
(*´ω`*)カワイイ
っと思ったら・・・
海のギャング「トド」( ゚Д゚)デケーーーー
ドラクエの敵にいそうな感じ^^;
鳥類もたくさんいます(*´ω`*)
フクロウやミミズク・・・
市内で発掘された「縄文土器」も展示されてました。
尖った底が特徴的、
土に挿して使ったんでしょうね。
そして、まさかの人骨^^;
これは発掘された「オホーツク文化人」の骨で、
本州や北海道の南西部が縄文時代の後期にあたる頃に、
この辺りでは「オホーツク文化」と呼ばれる
独自の文化圏があり、頭蓋骨の形から、
現在のアムール川流域やサハリンに住む人種と同じと考えられているそうです。
網走市内にある貝塚からは、たくさんの埋蔵物が発掘され、
ここにも、その一部が展示されていました。
興味深い・・・・
これは、アイヌ民族の伝統衣装ですね。
色褪せていますが、良く見ると細かな柄がわかります。
動物の毛皮を使った物などもあり、
極寒の北海道で、どのように寒さを凌いでいたのかがわかります。
そして最後は近代の展示物・・・
まだまだ、展示物はたくさんありましたが、
写真に収めたのはこれぐらいです。
もし、知床方面に行った際は、是非ここに寄ってみてくださいね。
生で見ると動物の大きさにビックリしますよ。
「ベルクマンの法則」で、
恒温動物においては、
同じ種でも、寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、
近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する
というものがあります。
この博物館は、正にそれを実感できる貴重な場所です。
しかも、これで入館料は、なんと大人120円( ゚Д゚)ヤッス
あまり有名じゃないようですが、個人的には隠れた名所だと思います♪
網走市立 郷土博物館
〒093-0041 網走市桂町1丁目1番3号
電話:0152-43-3090 FAX:0152-61-3020
http://www.city.abashiri.hokkaido.jp/040shisetsu/040bunka/230kyoudo_museum.html
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