三ヶ月ぶりの更新・・・生来の筆不精です(^▽^;)
今回は10月の連休を利用して和歌山県の「わたらせ温泉」に行ってきました。
その道中を掻い摘んで書いていきます。
まず「わたらせ温泉」とはどこにあるかですが、こんな陸の孤島です。
片道、合計160kmほどの道程です。
近所には「湯の峰温泉」「川湯温泉」「熊野本宮大社」など、世界遺産「熊野」の一端に
触れることができます^^
出発してから2時間半、高速を降りて国道311号線を東に進むと「道の駅」に到着しました。
台風12号の災害から約一ヶ月、この道の駅の側に流れている清流も爪痕がくっきり残されて
いました。さらに道を進み、「川湯温泉」に寄り道です。
「川湯温泉」はこの温泉街を流れる川から温泉が湧き出している大変めずらしい温泉です。
夏場はスコップで砂を掘って自分だけのお風呂が作れます。
がしかし・・・川を見てビックリ・・・・川底の地形がすっかり変わってしまっています。
去年は奥に川が流れていたんですが、逆になってしまっています。
奥に見えるのは冬季に使われる「仙人の湯」という露天風呂なんですが屋根が飛んでしまって
ありません・・・
宿に到着し温泉を堪能させていただきました。
今回泊まったお宿も訪れた三日前に営業を再開したばっかりでした。
翌日は「湯の峰」に行ってきました。
ここは台風の被害はほとんどなかったようです。
温泉街の中心に「山本玄峰」の石碑が建っています。
山本玄峰はここ「湯の峰」の出身で終戦の詔勅にある「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」の
文言を進言し、天皇を国家の「象徴」と定義する象徴天皇制を発案するなど、
鈴木貫太郎首相の相談役を努めた偉人です。
世界遺産認定温泉「つぼ湯」です。
今回は入りません^^
風情のある温泉街です。
ここにはめずらしいものがあります。「湯筒」です。
ここは源泉が沸き立っております。グツグツ・・・
そこに売店で売っている生卵や野菜をネットに入れて吊るします。
こんな感じです^^ 待つこと10分、硫黄の香りがほのかに香る美味しい「ゆで卵」が完成です。
源泉温度が92度!! このあたりの温泉はどこも硫黄の含まれたあつーい温泉ばかりです。
活火山の無い紀伊半島にどうしてこんな温泉があるのかは長年の謎です。
一説にはフィリピン海プレートの影響といわれています。。。
さと、ここから帰路につきます。
帰り道にあった橋です。橋ケタがガタガタになっています。こんな上まで水位がきたんですね。
田辺に向かう311号線もまだ復旧したばっかりだったのですが、
このような状態で寸断されていたのです。
今回の被害の甚大さを思い知らされます。
その後、御坊で少し海の様子を見て帰りました。
今回は台風被害の復興の真っ只中ということもあって和歌山に行くかどうかは
かなり迷ったんですが、ひ弱な僕がボランティアなどできるわけもなく、
できることは多少なりともお金を使うことかなという思いもあり、和歌山への旅としました。
TVでしか見ていない被害の状況を目の当たりにし、正直複雑な思いの残る旅でした。
しかし、深く心に残る旅でもありました。
今回発生致しました台風12号におきまして亡くなられた方々のご冥福を、お祈り申し上げます
とともに被災された皆様、その家族の方々に心よりお見舞い 申し上げます。
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