奈良県の大峯山(山上ヶ岳)に登ってきました。
この山は、平安初期より現在まで続く、
日本で唯一の女人禁制の山で、修験道発祥の地にして、
最も厳しい修行場の一つとして有名な場所です。
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昨年のお正月に「もっちーさん」と「稲村ヶ岳」に登ったとき
「今度は、向かいの山上ヶ岳に登りたいですね・・・」なんて
話していたのですが、なかなか機会が合わず
丸1年経った1/7(日)に、ようやく登ることになりました(*^^*)
登山口へ向かう車道は、天川村に入った辺りから、
かなり雪が積もっていました。
だけど、昨年末にスタッドレスタイヤを新品に買い替えたので安心(*^^*)
今回のメンバーは、関馬鹿山岳部の
左から「Kギターさん」「もっちーさん(隊長)」
そして「僕」の3人。
今回のルートは、清浄大橋登山口から山上ヶ岳までのピストンで、
夏のコースタイムだと、往復4時間10分、
昼食1時間と休憩を合計50分と加味しても6時間ほどはかかる計算。
なのに、午前9時15分に登山開始(≧ω≦。)プププ
正月でボケてたんでしょうね・・・
冬山なんで、コースタイムの1.2〜1.5倍ぐらいは
頭に入れとかないといけないのに(^_^;)
最初からアイゼンを履いて出発です(*^^*)
冒頭で書きましたが、山上ヶ岳は「日本で唯一の女人禁制の山」
このように登山口には「女人結界」があり、
ここから先は男性しか入れません。
もちろん、男女同権のこの時代に公的に禁止などできるわけはなく、
「信仰上の理由でご協力下さい」というスタンスです。
ちなみに、昨年登ったとなりの「稲村ヶ岳」は、
「女人山上」と呼ばれていて、女性がメインの修行場となっています。
(※男性も登れます)
最初は、緩やかな樹林帯を上っていきます。
ときどき、小さな沢を横切る鉄橋がかけられているので、
アイゼンが網に挟まって転けないように注意が必要です。
20分程で体が温まってきたので、
いつものように、上着を脱いだりベンチレーターを開けて
汗をかかないように調節しました。
一面の銀世界(*^^*)
世間話をしながら、楽なペースでノンビリ上りました。
上り始めてから3時間経った12時10分に
「同辻茶屋」に到着。
ここまでのコースタイムが90分なので、約2倍かかっています(^_^;)
冬期は営業していないのですが、小屋は開放してくれています。
風雪を凌ぐことができるので非常にありがたい(*^^*)
ここでランチタイム\(^o^)/
「Kさん」と「もっちーさん」はラーメン、僕は冷凍チャーハン。
Kさんが「栗入りのどら焼き(*^^*)」を持ってきてくれたので、
食後の珈琲タイムも優雅でした(*^^*)
ちなみに気温は氷点下3度、
通常のガス缶では火力が足りず、お湯が沸きません(実証済み)
オススメはSOTOのこれ↓
ブタン、イソブタン、プロパンの混合で、
氷点下でも超パワフルです。
さて、ここからは尾根となり、
斜度も急になるので気合いを入れて上ります(`・ω・´)
尾根を上っていくと、とにかく景色が素晴らしい・・・
息を呑むような青と白のコントラスト・・・
木々には霧氷がビッシリ(*_*)
13時45分「陀羅尼助茶屋」に到着。
もちろん閉店中。
小屋の中まで雪だらけです(・・;)
ここからはルートが2つに分かれるのですが、
右ルートしかトレースが無かったので、
迷わず右ルートを選択。
案内板に「右ルート 脚にくる」と書いてあったのですが、
そのとおり・・・めっちゃ脚にきます(≧ω≦。)プププ
膝までズッポリ・・・
ラッセルしながらガシガシよじ上っていきます(*_*)
ここは斜度もきつかったので、
今回がデビュー戦のCTのピッケルちゃんが活躍しました。
9合目あたりまでくると、
あまりに景色が美しく、眺めたり撮ったりで、
なかなか先へ進めません(*^^*)
14時40分、目の前に年季の入った門が・・・
ついにきたか(*_*)
記念撮影(^o^)v
がしかし、
まだまだ続く坂道・・・
ここからが予想外に長い・・・
あと少しだと気持ちを奮い立たせ登る。
「あれかな? まだあんの〜(T_T)」
なんてやりとりを幾度となく繰り返し、
15時10分 ついに・・・
YEAH!(*´ω`*)
っと、喜びを噛みしめたのもつかの間・・・
もう、薄暗くなってきてる(・・;)
上り始めて丸6時間・・・
予定では、もう車に戻ってる時間なんですけど・・・
これはヤバイ・・・・っということで、
ほぼノンストップ、ダッシュで下山(*_*)
なので写真も殆ど撮ってません(≧ω≦。)プププ
そしたら、なんと夏のコースタイムの2時間で下山完了。
なんとか真っ暗になる前の17時半に
女人結界まで戻ってこれました(≧ω≦。)プププ
駐車場には当然僕らだけ・・・
おそらく、この日は僕らの他に3パーティほどが入山していたと思います。
夏期は賑わう山上ヶ岳も、冬期はこんなにガランとしてるんですね(・・;)
トータルすると、夏のコースタイムの1.3倍程度でした。
雪深い上に、脚に1.5kg(アイゼンと靴)のオモリをつけての登山ですから、
こうなるのは当然のこと。
もっと朝早く出ないといけませんね・・・
ヘッドライトはもちろん持ってきていたので
もう少し遅くなっても、なんとかなったとは思いますが、
こんなプランの立て方は駄目なやつです(・・;)ハンセイ
(※去年の写真)
帰りは、去年と同じく、
洞川温泉の外湯「洞川温泉センター」で
汗を流してから帰路につきました。
他に客がいなくて3人で貸し切り(*^^*)
めっちゃ癒やされました。
もっちーさん、Kギターさん、お疲れ様でした。
また、本年も海、山、川とお付き合いくださいね(*^^*)
ではぁ〜
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今回の僕の装備:
インナー上:mont-bell / ジオライン クールメッシュ ラウンドネックシャツ
インナー下:mont-bell / ジオライン ジオライン L.W. タイツ
ソックス:mont-bell / メリノウール トレッキング ソックス
ミドルウェア上: Finetrack / フラッドラッシュ ジップネック
ハードシェル JK:THE NORTH FACE / Free Thinker Jacket
ハードシェルパンツ:MAMMUT / Stoney GTX Pants (ブログ)
手袋インナー:mont-bell / トレールアクション グローブ
手袋アウター:BLACK DIAMOND / SOLOIST
バラクラバ:THE NORTH FACE / ストレッチ バラクラバ (使用せず)
ザック:MILLET EIGER 30 (ブログ)
ハイドレーション:CAMELBAK / エディボトル0.75L
靴:MAMMUT / Nordwand High GTX (ブログ)
アイゼン:GRIVEL / G10 WIDE (ブログ)
ピッケル:Climbing Technology / ハウンドG CT-530
時計・高度計・気圧計・コンパス:SUUNTO / CORE
トランシーバー:YAESU / VX-3 (使用せず)
休憩時:
ダウンJK:MOUNTAIN EQUIPMENT / Powder Duvet
ダウンパンツ:MOUNTAIN EQUIPMENT / Powder Pant 70 (使用せず)
座布団:Therm-a-Rest / Z Seat
バーナー:SOTO SOD-310 (ブログ)
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