1/f ゆらぎ: JBL FLIP3 レビュー低音（JBL GOとの比較）

前回インプレした「JBL GO」が、

想像以上に良かったので

上位機種の「JBL FLIP」も購入してみました。

２週間ほど使ってのレビューです。

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アップル製品のような、ちょっと凝った上品な外箱なっています。

本体は筒形ですが、平らな所に置くと必ずこの位置で止まります。

一見、全方向に音を出すような感じに見えますが、

オレンジ色のJBLロゴがある正面方向に音が出ます。

両側面には、重低音を出す「パッシブラジエーター」が搭載されています。

裏側には、操作パネルがまとめられていて、

ぶら下げる用の紐も付いています。

AUX端子もついているので有線接続も可能です。

機能的には、JBL GOとほとんど同じですが、

一つ大きく違うのは、このFLIP３が２台あると、同期接続が可能で、

ステレオスピーカーとして使用できる点です。

コードレスで２台接続できるということは、

コンセントやケーブルに縛られることなく、

部屋に合わせて自由な配置が可能なので、

使い方によっては、コンポなどのステレオより、良い環境で聴けると思います。

ケースは付属していませんが、

Amazonなどでは、純正品から社外品まで、

いろんなのが販売されています。

僕は迷彩柄のケースを購入しました。

JBL GOとの大きさの比較です。

横幅は約２倍、厚みは約１．５倍強ぐらいFLIP3が大きいです。

重量は、JBL GOが１３０ｇなのに対して、

ＦＬＩＰ３は４５０ｇと３．５倍ぐらい違ってきます。

家やオートキャンプなどで使うには、

全く問題ない重量だと思いますが、

旅行や徒歩での持ち運びを考えると、

JBL GOの方が圧倒的に携帯性には優れています。

肝心の音質ですが、

これまたJBLらしい、脚色無しの素直な印象です。

中音の抜け感も、高音の鋭さも、低音の響きもしっかりあります。

ただし、最大出力は「８ｗ」Ｘ２となっていますが、

口径が小さいので、広い場所で聴くと音圧はそれなりです。

過剰な期待はしない方がいいでしょう。

それと、

ホームシアターやステレオコンポの場合、

設置場所を入念に考慮します。

低音は反響する性質をもっているので、

（雷をイメージしてください）

基本的にスピーカー（サブウーファー）の後ろに、

必ず壁があるように設置します。

まぁ、普通はコンセントの関係上、

自然とそうなると思いますが…

そして、高音は直進性が強いという特徴があるので、

なるべく聴く位置の耳の高さに合わせます。

他にもいろいろあるのですが、

こういう反響などの性質を理解して設置すると、

メーカーが想定した音で聴くことができます。

しかし、こういう携帯性に優れた

ポータブルスピーカーの場合、どこにでもパッと置けるので、

そういった設置場所の基本を忘れて、

また、知らずに、適当に机の上に置いて聴いてしまいがちです。

そうすると、「あれ？思ったより低音がスカスカだなぁ・・・」

とか、「高音がこもってるなぁ・・・」

ということになります。

でも、これはスピーカーが悪いのではなく、

そもそもの設置場所が悪いのです。

このJBL FLIP3も、背面に壁を持ってきて設置すると、

十分に低音が出ています。

逆に言えば、壁際に設置しないのであれば、

BOSEのサウンドリンクのような、

元から重低音を増幅させた機種を選ぶか、

低音をあきらめて、とことん小型のものにするかの二択が

正解だと思います。

このＦＬＩＰ３は基本は家で使うけど、

たまに、車で出かけるときに持って行きたい。

っていうニーズにはベストだと思います^^

JBL GOだと、家で使うには低音がちょっと弱すぎます。

ここまで軽く小さい必要もないですしね^^;

しかし、旅行やアウトドアで使うのがメインなら、

僕はJBL GOをお勧めします。

キャンプ場のような壁の無い場所で使う場合、

GOもFLIP3も大して変わらないと思います。

（オススメの選択）

①アウトドアでの使用がメイン（とことん軽量、音質はあまり気にしない JBL GO）

②家で使うのがメイン、１０畳未満の部屋で壁際に設置する（JBL FLIP3など、普通に低音が出るもの）

③家で使うのがメイン、１０畳以上、壁際に設置しない（BOSE サウンドリンクなど重低音が強化されたもの）

④家で使うのがメイン、たまに外で使う（②③と同じ）

⑤家でしか使わないし、家でも移動させない、部屋が広い（普通のコンポ）