2012年4月26日木曜日

大阪南港 バチ抜け対策 (後編 ポイント選び)


前編はこちら。



では、ポイントの絞り方ですが、基本的にバチはどこにでも居るし、どこでも抜けます。


問題はその後で、満潮時に産卵のために抜け出したバチは光に集まり、

潮が下げ始めると一斉に流され出します。

シーバスは明るいのが大嫌いなので下流のシェードに隠れています。










その二つがぶつかるので、満潮後にボイルが頻繁に起こるのです。






特にこの時期の大潮は干満の差が激しいので一気にあっという間に流されていきます。

ですので時合いも短いのです。

ものの30分ほどの間にボイルがおこり、釣れ出したかと思うとあっという間に




シーーーンなんてことになります^^;





逆に潮がゆるい日は一気に流されないために時合いが長く続くことになります。






あとこれは僕の経験からですが、満潮前にボイルが起こることもあります。

そしてこの場合、満潮からの下げではボイルが起こらないことが多いのです。

つまり、日暮れのあと一回目のボイルを逃さないことが重要なのです。






ポイントを絞るには、

潮が下げ始めたらどちらに流れるのか?

どこに溜まりやすいのか?

をポイント選びに入れると自ずといい場所は決まってきます。



先ほども言いましたがシーバスは明るい場所が嫌いです。

これはバチ抜けのときも例外ではありません。

かならず暗いところに隠れて、明るい方から流されてくるバチを狙っているのです。





そして重要な要素はどのレンジにステイしているのか?

これはバチ以外のときでも常に言えることですが

シーバスは明るい方に鼻をむけて暗いところでステイします。

そしてその中でも一番流れの速い層にステイする習性があります。

ということは、風と潮の影響を受けます。

潮が流れている方向と同じ方向に風が吹いている場合、海面は風の影響で流れが速くなります。

つまり、シーバスは表層に浮いてくるのです。




そして風は他の理由でも、大阪湾のような細い水路や運河が点在する場所で

釣りをするには大事ファクターなのです。



今回はバチがテーマなので比較的抜けることの多い運河を例にとってみます。

運河の場合、もともと流れが弱いですよね。

これに対して、流れと逆の風が吹いたとします。

すると運河の水の流れは遅くなり、水が濁ります。

逆に流れと同じ方向で風が吹くと流れが速くなり水は澄んでいきます。

では、結果どうなるかというと水中の酸素濃度が変わってきます。

逆風では水が流れないために酸素濃度が低下するので魚の活性は悪くなります。

逆に流れが早くなると酸素濃度が上がり、魚は高活性になるのです。



ベタ凪がよく釣れないと言われるのはクリアウォーターで見切られる意外にも、

この酸素濃度による活性も大きく関係しています。

これはどんな動物でも同じで人間も寒かったり、暑かったり、息苦しいときには動きたくないのと同じです。





よくチヌやシーバスは濁りが効いてるほうがいいなんて言いますが、

あれは雨等によっての濁りで、酸素濃度が高いことが条件なのです。

酸素濃度が低い濁りはダメです。




ということは運河に逆に風が吹いていて、水が濁っているときは粘ってもいいことがないという判断ができるのです。

特に大阪の河川は半分ドブみたいなものですから、流れが悪い時にはクサーイ臭いが漂ってきます(苦笑)


そしたら自分の体のためにもさっさと退散しましょう^^





そして、バチも風に流されますのでその日の風によってどちらに流れて集まり易いのかを考えると

ポイントをはずすことは少なくなるでしょう。





そして通常、潮は入って来た方向から出ていきますが、大阪湾のように入り組んだ地形の場合、

河川の影響もあり、時計回りのように常に一定の方向にしか流れない場所も多々あります。

この場合、橋桁や常夜灯の下流が常に同じ方向となるため、シーバスが常に定位している場所もあります。




僕はホームの南港で大小あわせておよそ15ヶ所のポイントを持っています。

その中からその日の風、潮の流れを考慮してポイントを選んでいます。

だからといって全部が当たるかといったら、そう甘くはないですが、

確率は大幅に上がっていると思います。




なぜこれが重要かと言うとはじめに話したように、バチ抜けの時合いは短いので、

あちらこちらとランガンしている余裕がないのです。

今日はおそらくここだなぁ~っと予想をしたら信じてキャストするのみです^^

あと、バチはその潮回りの間、だいたい同じパターンで抜けるので、

例えば大潮の初日に確認できたら残りの3日も間違いなく同じ場所でバチ抜けがはじまります。

Twitterやネットで情報を見つけたら、行ってみるのもアリです☆





ということで少し細かく書きましたが、一年で一番簡単にシーバスが釣れると言っても

過言ではないのがバチ抜けです。

ルアーも特別多くいらないですし、タイミングが合えばぜひ行ってみてください。

きっといい思いができるはずですよ。












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10 件のコメント:

さくたろう さんのコメント...

スマさん、凄すぎます。(^_^;)
プロも真っ青ですよ。
よくわかる解説ありがとうございます。
これを読んで、う~ん、うなってしましました。

TOYO さんのコメント...

あらっ!盛大にバラしちゃってますね~(笑)

プロの方で「バチ抜けと常夜灯は関係ない」という人も居ますが、そんなことないやろ~、と思ったりします・・・

暗い場所でも抜けていますが、数で言うと、明らかに常夜灯周りが多いように思います。

スマさんの言うように、常夜灯を月の明りと勘違いしているのでしょう。

一昔前の教科書では、満月が最も良く抜けるタイミングとか言われてました。

本来のバチ抜けはそうだったのかもしれませんが、大阪のベイエリアでは全然そんなことないですよね。

ひろ さんのコメント...

バチ抜け。。未知の世界。都市型シーバスの象徴みたいな。ことしはぜひ、つれていってくだしゃい。

Kギター さんのコメント...

なるほど〜
バチ抜けシーバス、すごくよく分かりました!
惜しげもなく貴重なデータをありがとうございます^ω^

smarf さんのコメント...

いやいや、結構有名な話で本とか雑誌にも載ってるんじゃないですかね^^
ほとんど僕の経験談なので、どこでも通用するとは限らないですが、
是非、やってみてください。

smarf さんのコメント...

ははは。盛大に言っちゃいましたw
まぁバチの場合、釣り人が多くても釣果に関係ないと思いますし
まぁいいかと(汗)

トヨーさんからしたら基礎の「き」ぐらいの話でしょうけど、突き詰めるとそれなりに面白いもんですね。
僕もバチはそんなに好きなパターンじゃないですがw

smarf さんのコメント...

和歌山でバチ抜けがないのは意外でした。
ちょくちょく調査にいきますので
良さそうなときにお声かけますねー

smarf さんのコメント...

そんな惜しむほどのもんじゃないんですよ^^
時間もあれなので、行ける人も限られてると思いますし^^

まぁこれはこれで面白いと僕は思うのでよければ遊びにきてください。

なか さんのコメント...

次は南港の大小15ヶ所のポイントを
Googleマップで詳細に説明お願いします(^_^)ゞ

smarf さんのコメント...

ええ!ここでは勘弁してください(T_T)
またご一緒したときこちら方面はいくらでもご案内させていただきます☆彡