2017年9月20日水曜日

加計呂麻島 アクセス おすすめビーチ 安脚場要塞


前々から訪れたいと思っていた奄美群島に属する

「加計呂麻島」という離島へ行ってきました。

自然豊かな島で、美しい海と日本三大要塞の一つ安脚場要塞跡が見どころです。





加計呂麻島(かけろまじま)は、奄美大島の南西に位置する奄美群島の離島です。


奄美空港がある北東からは真逆になるため、


フェリーに乗船する古仁屋(こにや)まで、


レンタカー等で2時間半ほどかけて移動しなければなりません。



「古仁屋(こにや)」からはフェリーで


加計呂麻島の「瀬相(せそう)」へと向かいます。


古仁屋港の「せとうち海の駅」に駐車して、乗船券売り場へ、




運賃は往復で「大人一名690円」と比較的リーズナブル。


島民の方は、更に割引があるそうです。




車も積める中型船で、1日4往復しています。


時刻表はこちら




天気は快晴。風が気持ち良かったです♪




フェリーは約25分で大島海峡を渡って、加計呂麻島の「瀬相」へ到着しました。




何年か前に、「寅さん」のロケ地になったらしく、

港に記念のプレートが設置されていました。




港から歩いて10分ほどで、レンタカー屋さんに到着。


9月頭なので、空いてるだろうと思って予約をせずに来たのですが、


まさかの全車貸出中(*_*)


だけど、お店の方が親切に予備の車を一台貸して下さいました。


もし、これが無かったら、どこにも行けず途方に暮れていたところです^^;





加計呂麻島のレンタカーは、ここの5台と生間(いけんま)地区にある


もう1社の数台だけしかなく、観光客は争奪戦だそうです^^;


レンタサイクル、レンタバイクもありますが、


加計呂麻島は地形のアップダウンが激しく、死ぬほどしんどいことに


なるので、必ずレンタカーを予約するようにしましょう^^;




まずは、島の北側にある「実久ビーチ」へ向かいました。


途中、何ヶ所か絶景ポイントがあります(*^^*)




1時間ほど到着。


エメラルドグリーンの海と白い砂浜の凄く綺麗なビーチでしたが、




潜ってみると、思いの外にごっていたので、


すぐに上がって移動することにしました^^;





途中で寄った「かなめちゃん」という食堂でランチ。


この島は、とにかく店がないです^^;


食べるところも、お土産物屋も殆どありませんので、


食べ物は持参するか、ペンションなどでランチを予約して


おいたほうが良いです。ほんとに食べるところが無くて困ります^^;




豚丼500円(*_*)ヤスイ


味はとっても美味しかったです(*^^*)




店に飾ってあった人形。


この辺りは「諸鈍(しょどん)」という地区で、


国の重要無形文化財に指定されている


「諸鈍シバヤ」いう有名なお祭りがあるそうです。


奄美地方は「壇ノ浦の戦い」で敗れた平家の残党が


落ち延びて隠れ住んだという


平家にまつわる伝説の多い土地なんですが、


この「諸鈍シバヤ」も平家の落人が伝えたという歴史ある


お祭りだそうです。


詳しくはこちら





ところで、


加計呂麻島という島の名前を今まで聞いたことがありますでしょうか?


「聞いたことがある」っという人は、


きっと「戦史」好きの方のはず(・∀・)


この加計呂麻島は、戦前は連合艦隊の停泊地として有名な場所でした。


連合艦隊といえば、日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を壊滅させ、


第2次大戦では、旗艦の戦艦大和や武蔵など、


日本海軍の戦力を集結させた最も有名な大艦隊です。


その連合艦隊が、南方洋へ向かう途中で停泊し、


燃料などの補給を行うのが、


この加計呂麻島と奄美大島の間にある大島海峡だったのです。






大島海峡は水深が深く、両端が外洋に接続していることから、


大型戦艦が停泊するのに最適で、


さらに加計呂麻島は標高が高いので、そこに軍事施設を作り、


補給中の艦隊を陸からの砲撃で守ることができるという絶好の場所だったのです。





上の地図の「安脚場(あんきゃば)」というところに、


安脚場戦跡という軍事要塞の跡地があります。


小笠原諸島の父島要塞、台湾の膨糊島要塞と共に、


日本三大要塞として、国防の重要拠点とされていました。


これを見学しに行くのも、今回の目的の一つだったのですが。。。。




まさかの・・・・全面通行止め(ヾノ・∀・`)んなアホな




悪あがきでギリギリまで進んでみましたが、


ここでおわり・・・。・゚・(ノД`)・゚・。j


ほんと、これにはガッカリです。





もと来た道を戻っていると、


んんん?「東郷元帥上陸の碑」と書いてある


小さな案内板を発見。




東郷元帥といえば、日露戦争の日本海海戦で旗艦「三笠」に乗船し、


ロシアのバルチック艦隊を破った


連合艦隊司令長官「東郷平八郎」閣下のこと。


当時無敵と言われたバルチック艦隊を壊滅させたことで、


国内にとどまらず、世界中にその名を轟かせた日本のヒーローです。


当時、ロシアと仲の悪かったオスマン帝国(現トルコ)では、


「トーゴー」いう名前を子供付ける親が続出したそうです(*_*)




見に行かないワケにはいきません(・∀・)




車が微妙に通れる幅の狭い道で、


ちょっと心配でしたが、舗装もしてあるので車で進んでみることに・・・




これが大失敗(*_*)


どんどん道が細くなっていき、最後は通れなくなりました。。。


免許取りたてみたいなことをしてしまいました(*_*)ナサケナイ


バックで戻るのめっちゃ大変でした(≧ω≦。)プププ





車を止めて、歩いて先へ進むことに・・・




雑草だらけの細い道を進むと、


突き当りに巨大な石碑が登場。




どうやら日本海海戦(明治38年)の3年後、


明治41年に東郷元帥が連合艦隊を率いてこの加計呂麻島へ上陸し、


ここで演習の指揮をとったそうで、


それを記念して明治41年に、ここに巨大な石碑を建立したようです。


その後、平成6年に、


(クリックすると拡大されます)


この小さい方の石碑を新たに建立したと書いてあります。


来ただけで、こんな石碑が建つんですから、


如何に敬われていたかがわかりますね。




この後、ランチを食べたお店で聞いた


オススメのシュノーケリングスポットへ




大島海峡に面した「スリ浜」というビーチです。


ここは外洋ではないので、少々風の強い日でも、


波が穏やかで、水の透明度も高いとのこと。


実際、泳いでみてビックリしました。


ここの透明度は凄い!


今まででNO.1かも。


そして、やたらニモ(カクレクマノミ)が沢山います(*^^*)




島の景色と、スリ浜の海中を動画にしていますので、


興味がある方は見てみてください(*^^*)




帰りの船で見た「加計呂麻島」へ沈む夕日は素晴らしかったです。





ここもきっと、また訪れる場所です♪


安脚場要塞跡も見てないし(*´∀`*)


ではぁ・・・





撮影


camera:

OLYMPUS OM-D E-M5 
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/index.html



lens:

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/mlens/12-40_28pro/



photo edit:

Adobe Photoshop LightroomCC
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html

Photo ScapeX
http://x.photoscape.org



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