2016年5月10日火曜日

MSR MiniWorks EX ミニワークス 携帯浄水器 インプレ


MSRの携帯浄水器「MiniWorksEX」を購入したので、

早速、川の水を飲んでみました^^;

防災用としても、登山や沢登りなどのアウトドア用としても、

オススメです^^



内容物は、


真ん中の浄水器本体に、


左のホースとカートリッジの洗浄に使うスポンジ、


収納袋と数ヵ国語の説明書です。




右のナルゲンボトルの1Lは付属していませんが、


必須となります。





GWに、和佐又山の渓流釣り場で試してきました。




フィールドはこんな感じ、


綺麗そうですが、そのまま飲むのは、ちょっと勇気が要ります^^;




では、さっそく始めます^^




本体の下に蓋が付いています。


まずは、これを外して無くさないように、


ナルゲンボトルの蓋に取り付けます。




サイズはピッタリです。


次に、本体の下側とナルゲンボトルの口をドッキングさせます。




そして、給水ホースを本体に差し込んで、


逆側のスポンジを調節します。




給水口のすぐ側に、このようにスポンジがついていて、


上下に移動させて、給水する水深を調節できます。


あまり表層だとゴミが浮いていますし、


底過ぎると砂があるので、10cmほどが基本かと思います。




あとは、ホースの先を水面に投げ込んで、


レバーをシュポシュポ動かすだけです。


動画↓




カタログでは、1Lの水を浄水するのに1分となっていますが、


実際は、2分~3分はかかります。




家庭用の浄水器は、


元々、そのまま飲める綺麗な水道水を


浄水しているだけなので、


ハッキリ言って大した性能は要りません。


そのまま飲んでも、どうもなりませんから^^;




しかし、こういうアウトドア用の浄水器は、


水溜りの水や、お風呂に貯めた非常用の水など、


水道水とはレベルの違う汚水を浄化して、


飲料水に変える為、非常に高性能なフィルターを搭載しています。


この機種では、0.2ミクロンの細かさのフィルターを使用しています。



大腸菌などの細菌類、微生物や寄生虫の卵など、


おおよそ、ウイルス以外のほとんどの有害生物を「ろ過」することができます。




ウイルスは大きさの桁が違うので、


現在の簡易浄水器では除去できません。


水道水でもそうですが、ウイルスの除去には、


通常、薬剤や煮沸による消毒を用います。


アルコールや塩素、次亜塩素酸、ヨウ素、熱湯による煮沸などです。


浄水器のかわりに、上記の殺菌剤を入れて殺菌する方法もありますが、


時間がかかるのと、水の味が著しく変わるので、


あまり実用的ではありません。




しかし、浄水器でもウイルスをまったく除去できないわけではありません。


ウイルスというのは細菌と違い、


単体では存在できない性質があり、


何か他の生物の細胞に寄生して存在しています。


まぁ簡単に言うと、生物の体内(細胞)、咳やクシャミの飛沫などです。


0.2ミクロンの細かさがあれば、


そういったウイルスが寄生しうる大きさの細胞物質は、


ほとんど「ろ過」されているので、


ウイルスも、それに引っ付いたまま「ろ過」されます。


どうしても、心配な場合は少し煮沸すれば、ほぼ安全です。




もし、浄水器を使用しないで、煮沸だけで飲料水とする場合は、


20分~30分は沸騰させた方が良いとされています。


これは、ウイルスが寄生している細胞の内部まで、


しっかり熱湯消毒する必要があるからと、


ウイルスより、遥かに高等生物である細菌類は、


熱への耐性も遥かに強いからです。




まぁつまり、浄水器を使えば、煮沸しなくても、


ほぼ心配のない飲料水が手軽に手に入るし、


煮沸するにしても、一瞬でいいので、


大幅な時間と燃料の節約になるということです。




ただし、水に完全に溶け込んでいる化学物質などは除去できません。


例えば、海水の塩分とか、農薬などは当然無理です。


お茶やコーラで試してみると、かなり色が薄くなるそうですが・・・


まぁ日本の河川で、そんな場所はあまりありませんし、


普通の人は、そんなところの水を、そもそも飲もうと思わないので、


その心配は、ほとんどないでしょう…


では、実際どういった水を「ろ過」して使うことが想定されるでしょうか。



➀湧き水


湧き水は、ほぼ無菌状態で噴出するため、


そのまま飲んでも大丈夫な場合がほとんどです。


ただし、近くに農薬や化学物質による土壌汚染が


ある場合は、どうやっても飲むことができません。


有名な登山ルートにある湧き水や、


名水百選などの場所は、


市区町村が定期的に水質検査を行っていますので、


浄水、煮沸はしなくても、ほぼ安心して飲めます。



②沢水・清流の水


これが非常に微妙なところです。


魚なども生息しているし、一見綺麗に見えます。


しかし、湧き水と違い地上を流れているので、


動物や虫の死骸、山小屋の汚水などから、




病原性大腸菌A型肝炎ウイルス寄生虫原虫アメーバクリプトスポリジウム etc...)


インフルエンザウイルス


また、上流に農地や人の生活環境あると、


重金属、農薬、化学物質の流入も考えられます。


実際、昨年の夏には山形県で沢水を使った「流しそうめん」を食べた


47人が食中毒になった報道もありました。


http://yamagata-np.jp/news/201507/25/kj_2015072500531.php



予防するには、地図を見て上流の環境を確認し、


浄水器の使用や煮沸を行う必要があります。



③雨水、汲み置き水


災害時に、お風呂などに汲み置きした水や、


高山の山小屋など販売されている天水(雨水)は、


塩素などの消毒成分がないため、


病原菌、ウイルスが繁殖している可能性が高いです。



化学物質の混入はないので、


浄水器、もしくは煮沸して飲めば


まず問題ありません。



④一般河川


これは沢水よりも、ほぼ確実に上流に人の生活環境があるので、


よほどのことが無い限り、飲むことはないでしょう^^;


確実に病原性大腸菌などは検出されます。


しかし、多摩川の水を浄水器や煮沸で殺菌して、


飲んだ実験例も多々あり、


適切な処理をすれば、飲めないこともないのも事実です。


農薬などの化学物質も微量は検出されますが、


数回飲んだぐらいでは、健康被害が起こる量ではありません。


人間がどうにかなる農薬類が混入した場合、


先に魚類が死滅しますし、


当然、大問題になります^^;




結論は、魚類などの生息している環境下の水は、


「ろ過」「煮沸」すると、ほぼ飲料水にできるということです。


逆に言えば、何もせずに、


そのまま飲んで安全と言い切れるのは、


検査を受けた「湧き水」ぐらいということになります。





少し話がそれましたが、


ですので、家庭用の浄水器と比べると、


ろ過するのに、時間と労力がかかります。


とはいえ、この機種の場合、


レバー操作がしやすいので、女性や子供でも、


2~3Lは、そんなに疲れないで浄水できると思います。






元々、僕は非常にお腹が弱く、


飲料水には結構気を使っています。


登山を始めたころに、セイシェルというメーカーの携帯浄水器を購入して、


最近までメインで使ってきました。






500mlのペットボトルぐらいの大きさで、


本体を絞ると、上部の口から浄化された水が出る簡単な仕組みです。


性能も良く、同じく0.2ミクロンのフィルターを使用しているようです。


沢水や、山で水場の水を、


ちょっと飲むのには便利なんですが、


例えば、山のキャンプ場や、災害時の非常用など、


数リットルの水をまとめて浄水したいときには、


この絞るタイプのやつは、


すごく時間と労力がかかります。


本体をギュッと押すのは大人の男性でも結構大変で、




プラティパス プラティパス2

登山、キャンプには必須



↑この2.5Lのプラティパスを満たそうと思うと、


ヘタしたら2、30分かかります。


腕はしんどいし、疲れた体には、


かなり苦痛です^^;





その点、こういう本格的なやつは、


10倍近いスピードで浄化できます。


その分、重量もありますので、


ケースバイケースで使い分けるのが良いかもしれません。


このMiniWorksEXは、総重量が456gです。


つまり、500ml浄水すれば重量の元は取れます。






はりきって、勢いよくポンピングしまくっていると、


ナルゲンボトルを持った手が濡れてきました・・・


あれ?接続部分がおかしいのかな?


っと思ったのですが、


どうやら、強い圧力をかけ過ぎると、


ナルゲンボトルが圧力で破損したり、


フィルターに水を無理な圧力で通し、


浄化能力が低下しないように


圧抜きの弁がついているようです。


つまり、想定外の圧力がかかると、自動的に接続部分から、


水を逃がす仕組みになっていました。






ここの部分に、別売のホースを買って差し込むと、


ナルゲンボトルの1L以外にも水を貯めていくことができるようです。


給水側のホースも同径なので、


少しなら、それを切って使ってもいいですね。




ひと口、味見しました。


まぁ、ほぼ無味無臭の普通の水です^^;


後々、お腹も痛くなりませんでした^^


お昼ご飯のカップラーメンも、この浄水した水で食べました。




まぁ当然ながら、普通に美味しかったですw





先ほども書きましたが、浄水器自体の重さが456gありますので、


飲料水が1Lぐらいで足りるような山行なら必要ないと思います。


しかし、


水で戻す食事を二回ほどして、飲料水も計算に入れると、


まぁ1Lでは足りないでしょうから、


常に、そばに水があるような渓流釣りや、


沢登りでは、かなりの軽量化になるかもしれません。


それと、僕みたいにお腹が弱い人や、


山の水をそのまま飲むのはちょっと・・・・っていう人、




あとは、最近もありましたが、大規模災害のときの備えですかね。


カタログでは、この付属のフィルター1本で、


2000L浄化できるとなっています。


2Lで100円の安いミネラルウォーターでも、


2000L=1000本(2L)=10万円です。


そんなに備蓄できないですから、こういうので代用する方も


多いそうです。





今回の熊本の地震災害でも、自衛隊の給水車が出てましたが、


かなり塩素を効かせてるんでしょうけど、やっぱり給水車の水を


そのまま飲食物に使うのは、僕はちょっと抵抗があります^^;


そういうときにも、役立つかもしれません。





MSRからは、もう一つ携帯用の「SWEET WATER」という機種が発売されています。


価格もほとんど同じで、フィルター除去性能も同じです。


重量は、「SWEET WATER」の方が100gほど軽く、


サイズも少し小ぶりです。


ナルゲンボトルと接続するタイプではなく、


そのかわりに、ホースが出ています。


この機種とかなり迷いました^^;


最終的に決めたポイントは、ホースが2本だと、


乾かしたりするのが、面倒だろうということと、


接続せずに、ボトルを保持しながらポンピングするのは、


大変そうだから、少し重くてもMiniWorksEXにしました。


フィルターの「寿命」もMiniWorksEXが約2倍です。


まぁでも、正直どっちでも良かった気がしますが^^;




あと、MiniWorksEXに接続できるのは、


ナルゲンボトルの1Lとなっているのですが、


モンベルから発売されているCamelbakキャメルバック)の


全サイズと口が合いました。







僕はメインで、このハイドレーションを使っているので、


これは結構助かります^^


あと、プラティパスによく似た折りたためるタイプのナルゲンボトルも


発売されていて、


こちらも口のサイズが合うそうです。


プラティパスに比べて、口が大きいので、


中の掃除や乾燥がさせやすいのが良さそうですね^^


ちょっと高いけど^^;








ということで、以上


MSR MiniWorksEXのインプレでした。


フィルターの清掃記事は、また次回使用した時に・・・・


ではぁ~





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