長崎県の古刹「崇福寺」に行ってきました。
ここには、九州に5つある国宝のうち2つを見ることができます。
長崎旅行 前回の記事↓
長崎旅行記➀ 世界三大夜景 稲佐山 撮影 薄暮
長崎旅行記② ランタン フェスティバル2015 台湾料理 老季
長崎旅行記③ 軍艦島クルーズ ツアー体験 感想
崇福寺は、1629年に建立された「黄檗宗」の名刹で、
中国様式の寺院としては、日本最古のものです。
第4代の住持が、インゲン豆でも有名な「隠元禅師」です。
まず、驚くのが山門の大きいこと。
1849年に建立され重要文化財となっています。
龍宮城のような華麗な姿の楼門は、龍宮門とも呼ばれています。
明末期~清初期の南支建築様式をそのまま輸入し、
国内では黄檗宗の寺院でたまに見かけるぐらいの珍しい形です。
これは、「獣環」という門の装飾品です。
中国では、比較的よくあるものですが、日本では唯一ここにしかないそうです。
一度盗まれて、帰ってきたとか^^;
残念ながら、それ以来これはレプリカで、本物は大事に保管されてるそうです。
拝観料300円を払い、
階段をしばらく登ると、見えてくるのが、
「第一峰門」です。
1644年に建立され、 国宝に指定されています。
中国寧波で切組みし、唐船で運ばれて建てられたそうです。
1655年に隠元禅師を迎えた時の山門はこれでした。
この金色の三角のものは、「金炉」といいます。
金紙と呼ばれる紙銭を燃やす炉で、
中国では、神様へお願いする時もしくは願いが叶ってお礼をする時に使用します。
まずお線香を焚き、最後に金紙を燃やします。
金炉で燃やすことで、お金が神様や霊の手に渡るとされているそうです。
大雄宝殿(だいおうほうでん) 国宝
禅宗では、お釈迦様を「大雄」と呼び、それを祀る堂宇なので「大雄宝殿」といいます。
ご本尊は、1653年に造像された釈迦如来三尊坐像です。
大河ドラマ「龍馬伝」では、
龍馬が長崎にはじめて訪れ、異文化にビックリしていた印象的なシーンに使われました。
1646年に建立され、
長崎市に残る最古の建築物で、国宝に指定されています。
崇福寺 媽祖堂 県指定史跡
1794年に再建されたものです。
時間があまりなかったので、そんなにゆっくり見ることはできなかったのですが、
長崎県にある国宝のうち2つ、(あと一つは大浦天主堂)を見ることができ、
かなり、見応えのある寺院でした。
建築物一つ一つに細かな装飾が施され、ゆっくり見ると一日楽しめそうです。
平日でしたので、他に参拝者はなく、
ゆったりとした時間が流れる癒しの異空間のようでした。
長崎に来たときは、ぜひ寄ってみて下さい。
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黄檗宗 聖壽山 崇福寺
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撮影
camera:
OLYMPUS OM-D E-M5
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lens:
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
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photo edit:
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