2016/01/31
去年の「弥山・八経ヶ岳」登山以来の関馬鹿山岳部の登山です。
今回は、滋賀県の「武奈ヶ岳」
比良山系の最高峰で1214mです。
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メンバーは、なかさん、デップさん、もっちーさんに、僕の計四人。
もっちーさんの会社に集合し、
もっちーさんの車で、御殿山登山口へ。
そして、記念写真をパチリ・・・
おもっきり、目をつぶってる・・・・
これが、この先起こる不幸を暗示していたのか・・・
登山口にある「地主神社」
その横をスルーして、先へ進みます。
ちゃんと、お参りしないといけませんよ(戒め^^;)
僕は、最後尾で写真を撮りながらマイペースで登ります。
登り始めから、なかなかの急登^^;
すぐに汗だくなりました((+_+))
標高1214mといっても、登山口の標高は290m付近なので、
高低差は930m、アップダウンもあるので、
実際にはもっとあります。
木漏れ日の綺麗な林道をひたすら登ります。
天気が良く気温も温かいとあって、
他の登山者も大勢来てました。
高低差700mの急登を登りきると、やっと稜線にでます。
うわー!綺麗だなぁ…
しんどいけど、
こういうのを見ると、来る価値があるなぁ~と
心底思う瞬間。
しかし、
この辺りで、何故か肩と背中がツリました^^;
呼吸は苦しくないが、どうも体がおかしい・・・
徐々に遅れる僕を待ってくれる3人。
脚、腕、胸、首、背中・・・・全身ツリました^^;
雪の中でもだえ苦しみます((+_+))
こんな経験は初めて。
なんとか、根性で「御殿山」の山頂1097mに登頂。
時間は11時30分、登り始めてから3時間経過しています。
ここから、最終目的地の武奈ヶ岳山頂までは、
コースタイムで約40分、高低差は120mほどです・・・
だけど、無理でした・・・・
痙攣がとまらないし、50mもまともに歩けない。
帰りの下りは、脚への負担が上りよりかかることは
わかっている。
もし、完全に動けなくなったら、
メンバーに多大な迷惑がかかる。
ここからなら、まだ這ってでも下山できるかもしれない。
もう武奈ヶ岳の山頂は見えていました。
でも、本当に苦渋の決断したが、
あきらめることにしました。
最大限にカッコをつけて、先へ進むみんなへ手を振りますw
カッコワル―((+_+))
一年間、毎日のようにジムに通って鍛えまくってきたのに、
まさか、登山で人生初の敗退を喫することなるとは・・・・
MAX太ってた頃の立山でさえ、こんなことにはならなかったのに・・・
御殿山の山頂で30分ほど休憩しましたが、
筋肉の痙攣がとまりません。
痙攣の原因はおおよそ検討がついていました。
普段から筋トレの為に常用しているクレアチンというサプリメント。
常用することで、筋肉内のクレアチンの量を増やし、
瞬発力が増すのです。
弊害として、水分、マグネシウム、ナトリウムが欠乏すると、
すぐにつって(痙攣)しまうことが確認されています。
今回は上り始めからの急登で、かなり汗をかきました。
汗の中には、水分の他にナトリウム、マグネシウムが含まれていて、
徐々に欠乏していきます。
今回は、糖分を摂ろうとミルクティーを飲みながら登りましたが、
ナトリウム等が含まれているスポーツドリンクにしておいた方が
よかったはずです。
また、今回はハイドレーションを使用せずに、
ペットボトルから飲んでいましたので、
小まめな給水ができませんでした。
日常的な要因としては、
この一年、筋トレをやりまくり白筋繊維が多くなったので、
今までと同じ運動をしても、消費するエネルギーなどが、
格段に増えてしまっていることです。
つまり燃費が悪くなってます^^;
おそらく、そういった多重的な要素が
重なって、こうなってしまったんだと思います^^;
御殿山の山頂でじっとしていても、
どうにもならないので、
持っていたサプリメントをガブ飲みして、
下山することにしました。
約一時間、50m進むごとに、雪の中にひっくりかえりながら、
激痛と痙攣が収まるのを待つを繰り返し、
標高はたったの300mしか下山できない・・・
正直、何度かレスキューを呼ぶことも頭にチラつきました^^;
標高846mの地点からは、はじめに登ってきた急登部分を
下らなければなりません。
より負担がかかるのに、あと600m弱もある・・・
絶望的な気持ちでしたが、
その頃から、痙攣が徐々に収まってきました。
おそらく、サプリメントと給水が効いてきたんだと思います。
今までの苦労が嘘のように、急勾配の登山道を下山できました。
午後2時に無事、駐車場に到着。
足の替わりに体を支えてくれたトレッキングポールと、
軽アイゼンを水路で綺麗に洗いました。
「ありがとう・・・」っと、感謝の念を込めながら。
昨年も、この山で3名の死者が出ています。
朝の体調は、悪いとは思いませんでしたし、
コースタイムからして、夜になることは無いだろうと思い、
ヘッドランプも持参していませんでした。
もし、回復していなかったり、
骨折などで自力下山ができなかったら、
ヘッドライトやツェルトなどが無いと、救助に合図も送れないし、
凍死の可能性もあります。
過信は禁物といい勉強になりました。
登頂できなかったのは残念ですが、
おそらく、先へ進んでいたら、
メンバーにも、もっと迷惑をかけていたと思います。
そうならなかったことだけでも本当によかったです。
2時間後に、3人そろって無事登頂を果たし下山してきました^^
がーーーんw
笑い話できるのは、無事下りてこれたからだと思い、
いつか、この山にリベンジしてやると誓ったのでした^^
メンバーの皆さん、ご心配かけました。
また、よろしくお願いします^^
スライド↓
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撮影
camera:
OLYMPUS OM-D E-M5
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/index.html
lens:
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/mlens/14-42_35-56/
photo edit:
Adobe Photoshop Lightroom3.6
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html
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