10月末から、東京国立博物館で
「始皇帝と大兵馬俑」展が、開催されています。
今から約2200年前に、初めて中国大陸に統一王朝を打ち立てた秦の始皇帝。
その陵墓の近くに埋められた「兵馬俑」は、
20世紀の考古学における最大の発見のひとつと言われています。
11月半ば、東京上野にある「東京国立博物館」へ向かいました。
今回の上京は、買い物やディズニーランドも計画に入れていますが、
この「始皇帝と大兵馬俑」展の観覧が、大きな目的の一つでした。
ご存知の方も多いと思いますが、
兵馬俑とは、秦の始皇帝「嬴政(えいせい)」の墳墓に
一緒に埋葬されていた実物大の兵士や馬を型どった埋葬品です。
1974年に、井戸を掘ろうとしていた農民によって偶然発見されました。
20世紀の考古学で最大級の発見と言われ 、
世界文化遺産に指定されています。
土曜日に行ったのですが、
思っていたほど混んではいませんでした。
奈良の正倉院展なみの混雑を覚悟していたので、
少々拍子抜けではありますが、
まぁ、ゆっくり見れてよかったです^^
(精巧な兵馬俑のレプリカ)
実物の兵馬俑は、撮影禁止なんですが、
撮影用の精巧な「レプリカ」を設置してくれていました。
中国で制作されたもので、
質感も見た目も、ソックリです^^
約8000体はあると言われる兵馬俑は、
一つして同じものはありません。
一体一体、表情も背丈も全て違います。
諸説ありますが、おそらく実際の兵士をモデルとして
見ながら造ったのではないかと言われています。
最近、大人気の漫画「キングダム」のパネルがありました。
この漫画は、本当に凄く面白いです。
始皇帝「嬴政」の史実に沿ったサクセスストーリーです。
読んでない方は、是非読んでみて下さいね。
今、一押しですw
兵馬俑展の他に、
「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」
が開催されていました。
こちらも、見応えタップリ・・・
「一体いくらするんだろう?」
なんてことを想像してしまう・・・宝石の数々。
個人所蔵の物もあったり・・・
終始、下世話な話をしてしまいました^^;
しかし、さすが国立博物館ですね。
敷地の広さも然る事ながら、建物の優美さが凄い・・・
ブルガリ展をやっていた「表慶館」
明治42年(1909)建築
ネオ・バロック様式の建物で、国の重要文化財です。
建物自体が、重要文化財ですが、
ここ、東京国立博物館には、
国宝87件、重要文化財634件を含む収蔵品の総数は116,268件、
これとは別に、国宝56件、重要文化財256件を含む
総数3,064件の寄託品を収蔵しているそうです。
まさに、日本が世界に誇る宝物庫なのです。
大阪にも、こんな立派な博物館が欲しいなぁ…
ちなみに、国立博物館のとなりには、
超難関大学の国立東京芸術大学があります。
こんな素晴らしい芸術品のとなりで
勉強できたら、さぞ感性が磨かれるでしょうね~
こちらは、昭和13年(1938)に開館した本館。
本館前の大きな銀杏の木も、すっかり秋の装いでした^^
今回の兵馬俑展は、予てから楽しみにしていました。
僕は元々、中国史が好きなのですが、
そのきっかけは、僕が小学生の頃に開催された
「なら・シルクロード博」でした。
今は亡き祖母と、手を繫いで見に行ったこの博覧会で、
すっかり中国史の虜になりました。
いつか、敦煌に行ってやろうと夢見ています^^;
そんな経緯もあって、この兵馬俑展は待ち望んでいたものだったのです。
大阪には来ないみたいだし((+_+))
昨今、尖閣の問題等で、中国との関係はあまり良くないですよね。
僕も、今の中国共産党支配の中国は大嫌いなんですが、
長い長い、中国史は本当に興味深く、
今の日本の文化にも通じる魅力がタップリあります。
「始皇帝と大兵馬俑」展は、
来年2月末まで開催しているそうですので、
近くに行く機会があったら是非寄ってみて下さいね^^
ではぁ~
東京国立博物館
http://www.tnm.jp/
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撮影
camera:
OLYMPUS OM-D E-M5
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/index.html
lens:
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/mlens/12-40_28pro/
photo edit:
Adobe Photoshop Lightroom3.6
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html
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