2018年1月15日月曜日

ノースフェイス「Free Thinker Jacket」THE NORTH FACE ハードシェル フリーシンカージャケット レビュー


おととし購入し、ワンシーズン使用した雪山用ハードシェル、

ノース・フェイスの「Free Thinker Jacket」のレビューです。




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THE NORTH FACE Free Thinker Jacket レビュー



ハードシェルは、もっとも過酷な状況下での使用が想定される為、


各アウトドア衣類のメーカーが、


最先端の技術や細かい利便性を追求し


威信をかけて商品を出してくるジャンルです。




僕は、一昨年にマムートのハードシェルを購入したのですが、


少し不満点があり、すぐに買い替えたのが、


このノース・フェイスの「Free Thinker Jacket」です。


まぁ、マムートが悪いというわけではなく、


そのとき僕が買ったモデルが、これに比べてイマイチだっただけですが、


それぐらい、メーカーやモデルによって様々な違いがあります。





ノース・フェイスというと、街着でもよく見るブランドですが、


パタゴニアと同じように、「街着」と「テクニカル」に分かれていて、


テクニカル部門は、非常に高機能な本格仕様の商品を出しています。




この「Free Thinker Jacket」は、Steep Series の商品となります。



THE NORTH FACE - Steep Series HP




[素材]



GORE-TEX PRO 3Layer で、


レインウェアに比べて、非常にハリのあるシッカリとした質感です。


表面はザラザラしていて、滑落したときに摩擦で停止しやすいように


なっています。




[ポケット]



胸の左右に大きなポケットが付いています。




右側のポケットには中に繋がるファスナーが付いていて、


内側の大きな内ポケットに手が届きます。




ジャケットの前ファスナーを全部開かなくても、


このファスナーから湿った手袋などを内ポケットに入れて、


体温で乾かしたりゴーグルを入れておくのに使えます。


これは地味に便利な機能で、


ザックのチェストコードやウエストハーネスを外して、


次にジャケットの前のファスナーを全部開けて


寒い空気に晒されながら内ポケットに入れないといけない


という手間から開放されます(*^^*)




そのファスナーの横には、


雪崩にあったときに遭難信号を出す「ビーコン」や


「スマホ」「音楽プレイヤー」などを入れておくポケットが付いています。


無造作にポケットに入れると、重い物はポケットの下の方にたまり


嵩張ったりしますが、ここに入れておくと体に張り付くような形で


違和感なく身につけられます。




イヤホンを通す穴もついていました。




左腕の前腕部分には、小さなポケットがあり、


中にゴーグルやサングラスを拭くクロスが付属しています。


リフト券入れとしても使えそうです。




このハードシェルは着丈が少し長いので、


両サイドにハンドウォーマーポケットが付いています。


ここに手を入れて温めることは、ほぼ無いと思いますが、


行動食やコンデジなどを入れるのに、十分な大きさです。




[スノースカート]



内側の腰の部分には、ラッセルやスキーで転倒したときに


雪が入らないようにスノースカートが付いています。


このスノースカートにはフックが付いていて


ノース・フェイスのハードシェルパンツとドッキングできるようです。


取り外しはできません。




[ベンチレーター]



脇の部分には、大きく開くベンチレーター(通気口)が付いて


汗をかかないように、暑いときはこれを開けて温度調節できます。




[袖]



袖口の部分には、親指をひっかけるサムホールが付いているのと




ベルクロ(マジックテープ)は、通常より太くなっていて、


手袋をした状態でも、付け外ししやすい工夫がされています。




[襟]



通常のレインウェアの襟より、大きく作られていて、


鼻の下までスッポリ隠れるようになっています。


フードを被りゴーグルを付けると、素肌の出ている部分はほぼ無くなりますので、


強い風雪のときに助かります。




顎や口など、素肌が当たる部分は、フランネル生地になっていて、


温かい肌触りになっています。


バラクラバ(目出し帽)でも代用できますが、




ハードシェルは防水ですので、より安心です。




[着丈]




着丈は少し長めで、


お尻が少し隠れるぐらいです。


これは、このジャケットが冬山用の中でも、


バックカントリー、縦走に特化したもので、


転けたときやラッセル時に、雪が入りづらいようにするためです。


アイスクライミング用のものは、ハーネスの邪魔にならないように、


逆に着丈が少し短かくなっています。


少し折り込んでハーネスをつければ問題ないと思います。




[保温性・透湿性]



スキーウェアのように、


中綿やダウンなどの保温材は入っていないので、


保温性はほぼゼロです。


フリースなどの中間着で調節します。


先日の山上ヶ岳登山でも終始着たままでしたが、


透湿性がありますので中間着さえ間違わなければ、


激しい運動をしても、中が蒸れることはほぼありません。


昨年は、マイナス15度以下の万座温泉スキー場で


使用しましたが、中間着はパタゴニアのR3だけで寒くありませんでした。





ただ、ハイクアップなどをせずに、


汗をあまりかかないでゲレンデを滑るだけでしたら、


保温材が入ったスキーウェアの方が、


中を薄いTシャツ1枚で滑れるので、


それはそれでアリだと思います(*^^*)







少し高価ですが、冬山登山、スキー・スノーボードなどの


ウインタースポーツをマルチにするなら、


オールマイティーに使えるので買う価値はあると思います(*^^*)




↑Amazonでは何故か高いので、

他で買ったほうが良いと思います(・・;)





余談ですが、最近は防風防滴のソフトシェルを着て上り、


雨や雪が降ったら、その上からレインウェアを着るという


スタイルがプロの登山家の中でも増えているようです。


レインウェアは非常にコンパクトで軽いので、


荷物にもなりませんし、登山中にハードシェルを着ると、


動きづらいし、完全防水までは必要ないので


ソフトシェルで上るというわけです。




僕も今年から近所の低山はそのスタイルで登るようにしています。


金剛山 転法輪寺 初詣登山


ジャージのような素材で、非常に動きやすいので凄く楽で快適です。





僕は、↑これを購入して着ていますが、


各社からいろいろ出ているようです。


ハードシェルまでは、いらないなぁ・・・っと思ってる方は、


レインウェアにソフトシェルを追加するスタイルを


考えてみてはどうでしょうか(*^^*)






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