2017年2月21日火曜日

シェイクスピア氷柱群 大普賢岳 氷瀑


関馬鹿山岳部、長年の目標の一つであった

大普賢岳の「シェイクスピア氷柱群」に行ってきました。

少々困難な道のりでしたが、うわさ通りの絶景でした^^



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2/19(日)


国道169号線を南下し、


伯母谷トンネルを越えたところにある


冬季通行止めの「大台ケ原ドライブウェイ」入口に到着。




午前八時過ぎの時点で、


少ししかない駐車スペースは殆ど埋まっていました。


さっそく準備をして登山開始。




今回はメンバーは、右から「なかさん、僕、デップさん、Kさん、スマパンさん」の


計5人のパーティです。




なかさんは、50mのザイルを持ってきてくれているので、


日帰りにもかかわらず75Lの大型ザック( ゚Д゚)




今回のルートは、夏の沢登りコース(バリエーションルート)で、


通常の地図に載っている登山道とは違います。


ですので、目印や整備が行き届いていない可能性があり、


ハーネス、下降器、シュリンゲ、カラビナ...etc...


と、いつもに増してかなりの重装備を持って


万全のサポート体制で参加してくれています。


ありがとうございますm(__)m




午前9時に出発。


目標は「シェイクスピア氷柱群」にたどり着くことと、


全員、怪我無く無事に帰ってくること('◇')ゞ




最初は5分ほど舗装路を歩きます。


傾斜もないので、とりあえずアイゼンを履かずにいきます。



舗装路が終わると、正面にドドーーンっと「大普賢岳」が姿をあらわします(;・∀・)


大迫力(*´Д`)ハァハァ


目標の「シェイクスピア氷柱群」は、


この大普賢岳の標高1200m~1300m付近にあります。




ここからアイゼンを装着して進みます。


なるべく、前爪のあるものが良いでしょう。


僕は冬靴じゃなくても装着できる


グリベルの「G10ワイド」を装着。


特集記事はこちら↓
http://tsugaike.blogspot.jp/2017/02/grivel-g10-wide-g10.html



↑ケース付きでお得♪


そして、しばらく進むと「わさび畑」の看板が見えてきます。




ここからが本番。


傾斜が徐々にきつくなって、固定ロープを頼りに上る箇所が出てきます。


かなり傷んでいるロープなので、あまり信じてはいけないと思いますが、


これがなかったら、相当困難な上りになると思います^^;




左手奥には「アイスガーデン」とよばれる氷瀑がありました。


何人かアイスクライミングをしているようです^^




上るスピードは早くないけど、腕力だけは自信のある僕が


トップで上ります。熊が出てきたら倒せとのこと('ω')ノ


(無理ですw 一目散に逃げますw)


経験の浅い2人を挟んで、


デップさんと、なかさんが殿(しんがり)を


つとめてくれます^^




最大傾斜60度らしいです((+_+))


滑落したら下の方まで落ちてしまい、


かなりの大怪我をするでしょう^^;


ピッケルやストックを短く持って、ひたすら登ります(*´Д`)ハァハァ




上の人が滑落してきたときに巻き込まれないように、


特に危険な場所では、順番に1人ずつ上っていくのが基本です。




さすが山岳部のタフガイ揃い、急登に次ぐ急登でも


笑顔でガンガン登っていきます^^




登山開始から2時間50分・・・


大きな氷瀑が見えてきました(*´Д`)ハァハァ




どどーーーん!


ついに念願の「シェイクスピア氷柱群」に到着(;_;)




誰が名付けたか知らないけれど、


ここは「シェイクスピア演劇場」


右から


「マクベス (Macbeth) 35m

「リア王 (King Lear) 40m」

「ハムレット (Hamlet) 35m


シェイクスピアの四大悲劇の作品名が付けられています。


ハムレットの少し左に「アウトサイダー」という氷瀑もありますが、


どうして「オセロ」にしなかったのかは謎ですw




大き過ぎて、正面からだと3つ一緒には写せません^^;




振り返ると、大台ケ原が見える素晴らしい景色




天気は快晴、青空と白のコントラストが美しい・・・


最高のご褒美です♪




いぇーい!喜びを噛みしめます^^




氷瀑の内側はこんな感じです↑


この内側から見た外の景色が演劇の舞台ように素晴らしいので、


氷柱を幕に見立てて「シェイクスピア劇場」と名付けられたとか・・・


洒落たネーミングセンスですね~




内側から「こんにちは('ω')ノ」


頭に刺さったら多分死にますw




さて、一通り撮影したら次はお決まりの特撮ですw




氷壁を登ってる感じに見えませんか(*´ω`*)




やってみたらわかるんですが、


これマジで50cmも無理ですw


アイスクライミングもやってみたいけど、ハードル高いなぁ…と実感^^;


このシェイクスピアのもっともっと上の方には、


「グランドイリュージョン」や「閻魔大王」という名の氷瀑もあるとか・・・


ここ地名が地獄谷だから一番上(偉い)が閻魔大王なのかな^^;)シランケド




子供のようにキャッキャっとはしゃいだら


お腹が空いたので、特等席でランチタイム。




僕は、山飯で最近ハマってる「冷凍チャーハン」


半分解けているのでフライパンでサッと炒めるだけで完成^^


美味い(;_;)


いつも美味いけど、山で食べたら100倍美味いです^^




お腹が膨れたら、


名残り惜しいですが、そろそろ帰路につきます。




下りは上りより危険が伴います。




滑ると下までゴロゴロいっちゃうので、


慎重に慎重を重ねて、ゆっくり下っていきます。


急斜面なので、膝への負担も大きいです。




「わさび畑」まで降りてくると一安心。


休憩がてら、少しザイルワークの講習会を開催。




ハーネスにカラビナとエイト環を装着し、


二重にしたザイル(ロープ)をかけて、懸垂下降の練習です。


これができれば、ビルの屋上やヘリコプターからも降りれちゃいます(*´Д`)ハァハァ


「こんなことまでする危険な山登りはしないよ」っていう人も


多いと思いますが、


考え方としては真逆で、ザイルを使って上り下りするのは、


なにも無しで上り下りするより、うんと安全、安心で、


その為のザイルワークなのです。


今回の登山でも、固定ロープがなかったら、


懸垂下降をしないと




このようになっていたかもしれません(*´Д`)
(講習中に遊んでいたらしいw)




あとは、ワザと雪の深いところでラッセルの練習をしたり、


おもしろ動画を撮ったり・・・


緊張感の解けた反動か、わいわいはしゃいで登山口へ戻りました。




下りはザイルの講習会を合わせても約2時間ほどでしょうか・・・


上りも5人で順番に上る箇所などで時間がかかったので、


人数が少ないと、もう少し早く登れると思います。


しかし、今回はトレースがしっかりついていたので、


迷いませんでしたが、




初めて来る方で、トレースがなかったら、


かなり慎重に進んだほうが良いと思います。


単独で上るのはリスクがある場所ですが、


携帯(docomo)の電波は終始入っていたようで、


その点は、安心できるかと思います。


全員怪我無く、無事に帰ってこれました。




数年前に、「いつか・・・」っと思っていた目標を


着実にクリアしていってます。


仲間ってありがたいですね~


1人では困難な目標も仲間となら、


支え合って越えていけるのですから(*'▽')


特に山では、お互いの命を預けることもあるわけで、


堅い信頼がないとチームは組めません。


みんな中年ですが、昔より今の方が


体型や体力も整っていて、技術も道具も着実に増えていっています。


仲間に迷惑をかけまいとする


そういう己を高める個々の意識が、絆や信頼に繋がるのだと思います^^


今年もまだ始まったばかり、今年はどんな感動と絶景が待っているのか・・・


期待で胸が膨らみます(*''ω''*)


みなさん、お疲れ様でした。





詳細は「ヤマレコ」にUPしてますので、

気になる方はご覧ください↓

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1069421.html



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