奈良公園から車で10分ほどの閑静な住宅街に、
ひっそりと佇んでいる「入江泰吉 記念 奈良市 写真美術館」
に行ってきました。
入江泰吉氏(1905 - 1992年)は、
主に大和路の風景、仏像、行事などの写真を撮り、
高い評価を受けた写真家です。
没後、1992年、新薬師寺の側に、
愛蔵品を寄贈されていた奈良市が、生前の全作品を収蔵した
写真美術館を建設し、「奈良市写真美術館」として開館しました。
設計は、黒川紀章氏、
周りはガラス張りなので、 瓦葺の屋根が浮いているような
不思議な感じのする建物です。
地域柄、背の高い建築を避けた為か、
メインの展示室は地下に造られています。
紅葉が始まりかけた広い庭園を、
室内から見渡すことができます。
拝観料は、一般500円とリーズナブル。
しかも、土曜日は小・中・高校生は無料のようです。
入江泰吉氏は、奈良大和路の風景、仏像、行事等の撮影に
生涯を費やされた方で、
その膨大な作品の中から、テーマに沿った作品を展示しています。
今回は、「生誕110年 回顧 入江泰吉の仕事」というテーマで、
作品を展示していました。
12/23 まで開催しているそうです。
もちろん、全てフィルムで撮影された写真で、
戦前~昭和末期に至る、奈良の風情を美しい写真で楽しめました。
愛機は、今や芸術品となった「バルナックLeica 3F、M3」、
大判カメラのリンホフ・ハッセルブラッドは当たり前として、
ミノルタ α-9000なども、使われてたようで、ちょっと驚きです。
圧縮効果の強い望遠レンズや、
歪みの出る広角レンズは好まなかたそうで、
手持ちでスナップ写真を撮ることも多かったそうです。
奈良公園から、歩いても行ける距離なので、
これからの紅葉の時期、機会があったら寄ってみて下さい。
入江泰吉 記念 奈良市 写真美術館
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撮影
camera:
OLYMPUS OM-D E-M5
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/index.html
lens:
LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025
http://panasonic.jp/dc/lens/leica_dg_summilux_25/index.html
photo edit:
Adobe Photoshop Lightroom3.6
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html
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