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2015年5月13日水曜日

ドマドーム ライト 2 (アライ テント) レビュー


先日、予約していた「ドマドームライト2(以下ドマドーム)」が、

やっと手に入ったので、

GWのキャンプのときに、早速組み立ててきました。
 
そのときのインプレッションです。



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ドマドームは「(株)アライテント」の商品です。


(株)アライテントは、山岳テント(登山用テント)の老舗で、


超軽量テントをポール以外は、純国産で製造、販売し、


国内のトップシェアを誇る会社です。




届いた箱を開けると内容物はこれだけです。


取扱説明書はA4コピー用紙(;・∀・)


本体と、フライシートを入れる袋はコンプレッションできるようになっていますので、


上記の写真より小さくなります。


重量はポールと合わせて2000gです。




防水シームコートが付属しています。


説明書によると、はじめに組み立てた時に、四隅の縫い目に浸み込ませて下さいとのこと。


組み立てないとできないので、これを工場でやるのは非常に手間なんでしょうね。。。


釣り具で言うところの「入魂」みたいなもんでしょうか^^;




アルミのペグが付属していましたので、重さを量ってみました。


約14g、まぁまぁですね。


ついでにモンベルのアルミペグも量ってみました。




約12g。


2gだけモンベルの方が軽いですね。


10本持って行っても20g程度しか変わらないので、


重さは気にする必要はなさそうですが、



 
形状は、 モンベルの方が少し長く、かなり鋭利に尖っているので、


打ち込みやすそうな気がします。ペグはこっちをメインで使おうかな・・・






ポールは韓国のYUNAN社製のアルミ スカンジウム合金のようです。


ちなみに、ポールが破損した場合、


アライテントは一節単位で交換修理してくれますので、


非常に安価で済みます^^




GWのキャンプのときにさっそく組み立ててみました。


フレームは3本、片側から差し込むと、奥でとまる仕組みです。


逆側に回って引っかけたりしなくていいので楽チン♪




ドマドーム用のグランドシートが発売されてるのですが、


大きさが本体部分だけで、前室の部分はないのです。


できれば前室の下の部分まで欲しいんですよね^^;


雨の日に、OZENとか直に置いたら足が汚れるじゃないですか^^;


ということで、ハイマウントの「オールウェザーブランケット」を


代わりに敷いてみました。前室まで全部敷けちゃいます^^


角のはみ出た部分や、真ん中の部分も適当な長さで、


折りこんでしまえばいいので、これで満足です。






このテントの一番の特徴は、前室がペグなしで自立することです。


ペグが打てないようなコンクリートの上や、


キャンプ場のウッドデッキ、砂浜などに立てても前室が作れるので、


自転車で旅してる人なんかには特に人気のようです。


コンクリートって傾斜やデコボコがなくて、マットをひけば案外寝やすいとか・・・


そして、前室が約60cm強もあるので、物を置くのにかなり余裕があります。




フライシートをかぶせてみたらこんな感じ。


形が丸くて、完全にドーム型、なんかカワイイですね。




入口をあけるとこんな感じ。


奥に見えてるのがベンチレーションです。


雪が積もった時に、換気が下にあるのはどうなんだろう?


と思いましたが、前室の扉の上を少し開けておけば二カ所になるので、


問題ないですね。




右側にはザックと靴を置いたので、


左側にはOZENに載せたバーナーとコップを置いてみました。


余裕があるので、もう一人分のザックと一緒に置けそうですね。






 普段はこんな感じでしょうか^^




閉めてしまうとこんな感じ。


前室は高さがあるので、バーナーを使うときに上を気にしなくて大丈夫です。


雨天のときに活躍しそうですね。


いろいろ見ましたが、普通の山岳テントは、前室の高さがかなり低いです。


上が気になるので、室内でバーナーを使う人が多いと思います。


まぁそれでもいいんですが、室内でこぼしたら確実にチーンなんで、


僕は、できれば前室でやりたいです^^;




前室の動画を撮影してみました。




フライシートはこういう風に大きく開けることもできます。


暑いときや、見晴らしのいい場所で、こうすると気持ち良さそうですね。




中にはこういった引っかける場所が、


前室に3つ。メインの部屋に3つの計6個もありました。


ライトや、ラジオなどをかけておくのに便利ですし、


ちょっと乾かしたいものも、ロープをひけば架けられます。




僕がこのテントを選んだ一番の理由が、このやたら深い前室の立ち上がりです。


普通のスリーシーズン用のテントは前室があっても、


降雪があるときに使用すると、前室の下の隙間から粉雪が入ってきて、


靴などを置くにしても、ビニールを被せていないと、雪まみれになってしまいます。


ドマドームの前室は、この立ち上がりがあるおかげで、


吹雪や、横殴りの大雨でも、前室が問題なく使用できます。




アライテントと言えば、エアライズ、トレックライズが大ベストセラーなのですが、


このドマドームも2008年の発売以来、毎年夏には、


どこを探しても手に入らない品薄状態が続いています。


その件で、アライテントさんに電話をしてみましたw


春に一年分を一斉に出荷するそうで、品切れになってしまうと、


翌年の春まで欠品となるそうです。


そして、ドマドームは、他のテントより、製造工程が多いそうで、


作れる技術者が少なく、生産数が限られてしまうとのことでした。





ドマドームの耐久性についても質問しましたが、


スリーフレーム(ポール3本)なので、実は、かなり風に強く、


エアライズ、トレックライズに耐久性で劣ることはありえないとの回答でした。


劣るとすれば、重量が若干重くなってしまうことだそうです。




スカンジウム製のポールはしばらく販売するので、


折れたらちゃんと注文できるそうです。




↑HPに掲載されてるテントの図面を見ると


前室の大きさは60cmに見えますが、


実際はもう少し大きく、真ん中の部分で80cmはあります。


まぁこの図面自体がよくわからないのですが^^;


次回ちゃんと計って追記しようと思います。


メインの室内は120cmと、決して広い方ではありません。


ソロもしくは、カップルで使う用ですね。


男2人だと、ちょっとむさ苦しいかも^^;


男同士のときは、クロノスドーム4型を2人で分けて担いで行きますかね^^;








ドマドーム2の購入を検討されているのでしたら、


僕の登山の先輩、「なかさん」が使われている


「トレックライズ2 DXフライ」も検討してみて下さい。

 
前室も大きく、横幅が150cmあるので、


夫婦+子供1人とか、2~3人の利用を想定するなら、


こちらの方が快適だと思います。重量もほぼ同じです。


僕は当面3人で使う予定がないので、ドマドーム2にしましたが、


最後の最後まで悩みました^^;




以上、第一回インプレでした。



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http://www.arai-tent.co.jp/index.html


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