先日、予約していた「ドマドームライト2(以下ドマドーム)」が、
やっと手に入ったので、
GWのキャンプのときに、早速組み立ててきました。
そのときのインプレッションです。
ドマドームは「(株)アライテント」の商品です。
(株)アライテントは、山岳テント(登山用テント)の老舗で、
超軽量テントをポール以外は、純国産で製造、販売し、
国内のトップシェアを誇る会社です。
届いた箱を開けると内容物はこれだけです。
取扱説明書はA4コピー用紙(;・∀・)
本体と、フライシートを入れる袋はコンプレッションできるようになっていますので、
上記の写真より小さくなります。
重量はポールと合わせて2000gです。
防水シームコートが付属しています。
説明書によると、はじめに組み立てた時に、四隅の縫い目に浸み込ませて下さいとのこと。
組み立てないとできないので、これを工場でやるのは非常に手間なんでしょうね。。。
釣り具で言うところの「入魂」みたいなもんでしょうか^^;
アルミのペグが付属していましたので、重さを量ってみました。
約14g、まぁまぁですね。
ついでにモンベルのアルミペグも量ってみました。
約12g。
2gだけモンベルの方が軽いですね。
10本持って行っても20g程度しか変わらないので、
重さは気にする必要はなさそうですが、
形状は、 モンベルの方が少し長く、かなり鋭利に尖っているので、
打ち込みやすそうな気がします。ペグはこっちをメインで使おうかな・・・
ポールは韓国のYUNAN社製のアルミ スカンジウム合金のようです。
ちなみに、ポールが破損した場合、
アライテントは一節単位で交換修理してくれますので、
非常に安価で済みます^^
GWのキャンプのときにさっそく組み立ててみました。
フレームは3本、片側から差し込むと、奥でとまる仕組みです。
逆側に回って引っかけたりしなくていいので楽チン♪
ドマドーム用のグランドシートが発売されてるのですが、
大きさが本体部分だけで、前室の部分はないのです。
できれば前室の下の部分まで欲しいんですよね^^;
雨の日に、OZENとか直に置いたら足が汚れるじゃないですか^^;
ということで、ハイマウントの「オールウェザーブランケット」を
代わりに敷いてみました。前室まで全部敷けちゃいます^^
角のはみ出た部分や、真ん中の部分も適当な長さで、
折りこんでしまえばいいので、これで満足です。
このテントの一番の特徴は、前室がペグなしで自立することです。
ペグが打てないようなコンクリートの上や、
キャンプ場のウッドデッキ、砂浜などに立てても前室が作れるので、
自転車で旅してる人なんかには特に人気のようです。
コンクリートって傾斜やデコボコがなくて、マットをひけば案外寝やすいとか・・・
そして、前室が約60cm強もあるので、物を置くのにかなり余裕があります。
フライシートをかぶせてみたらこんな感じ。
形が丸くて、完全にドーム型、なんかカワイイですね。
入口をあけるとこんな感じ。
奥に見えてるのがベンチレーションです。
雪が積もった時に、換気が下にあるのはどうなんだろう?
と思いましたが、前室の扉の上を少し開けておけば二カ所になるので、
問題ないですね。
右側にはザックと靴を置いたので、
左側にはOZENに載せたバーナーとコップを置いてみました。
余裕があるので、もう一人分のザックと一緒に置けそうですね。
普段はこんな感じでしょうか^^
閉めてしまうとこんな感じ。
前室は高さがあるので、バーナーを使うときに上を気にしなくて大丈夫です。
雨天のときに活躍しそうですね。
いろいろ見ましたが、普通の山岳テントは、前室の高さがかなり低いです。
上が気になるので、室内でバーナーを使う人が多いと思います。
まぁそれでもいいんですが、室内でこぼしたら確実にチーンなんで、
僕は、できれば前室でやりたいです^^;
前室の動画を撮影してみました。
フライシートはこういう風に大きく開けることもできます。
暑いときや、見晴らしのいい場所で、こうすると気持ち良さそうですね。
中にはこういった引っかける場所が、
前室に3つ。メインの部屋に3つの計6個もありました。
ライトや、ラジオなどをかけておくのに便利ですし、
ちょっと乾かしたいものも、ロープをひけば架けられます。
僕がこのテントを選んだ一番の理由が、このやたら深い前室の立ち上がりです。
普通のスリーシーズン用のテントは前室があっても、
降雪があるときに使用すると、前室の下の隙間から粉雪が入ってきて、
靴などを置くにしても、ビニールを被せていないと、雪まみれになってしまいます。
ドマドームの前室は、この立ち上がりがあるおかげで、
吹雪や、横殴りの大雨でも、前室が問題なく使用できます。
アライテントと言えば、エアライズ、トレックライズが大ベストセラーなのですが、
このドマドームも2008年の発売以来、毎年夏には、
どこを探しても手に入らない品薄状態が続いています。
その件で、アライテントさんに電話をしてみましたw
春に一年分を一斉に出荷するそうで、品切れになってしまうと、
翌年の春まで欠品となるそうです。
そして、ドマドームは、他のテントより、製造工程が多いそうで、
作れる技術者が少なく、生産数が限られてしまうとのことでした。
ドマドームの耐久性についても質問しましたが、
スリーフレーム(ポール3本)なので、実は、かなり風に強く、
エアライズ、トレックライズに耐久性で劣ることはありえないとの回答でした。
劣るとすれば、重量が若干重くなってしまうことだそうです。
スカンジウム製のポールはしばらく販売するので、
折れたらちゃんと注文できるそうです。
↑HPに掲載されてるテントの図面を見ると
前室の大きさは60cmに見えますが、
実際はもう少し大きく、真ん中の部分で80cmはあります。
まぁこの図面自体がよくわからないのですが^^;
次回ちゃんと計って追記しようと思います。
メインの室内は120cmと、決して広い方ではありません。
ソロもしくは、カップルで使う用ですね。
男2人だと、ちょっとむさ苦しいかも^^;
男同士のときは、クロノスドーム4型を2人で分けて担いで行きますかね^^;
ドマドーム2の購入を検討されているのでしたら、
僕の登山の先輩、「なかさん」が使われている
「トレックライズ2 DXフライ」も検討してみて下さい。
前室も大きく、横幅が150cmあるので、
夫婦+子供1人とか、2~3人の利用を想定するなら、
こちらの方が快適だと思います。重量もほぼ同じです。
僕は当面3人で使う予定がないので、ドマドーム2にしましたが、
最後の最後まで悩みました^^;
以上、第一回インプレでした。
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